鉄筋を曲げる際、曲げ理論の原則として、曲げ内側の鉄筋は縮み、曲げ外側の鉄筋は延びると考え、中心軸は延び縮み
しないと仮定する。

 90 °曲げ加工を例にして、曲げ寸法の算定をする。

 下図 に示すように余長は8d とし、90 °曲げ部は鉄筋中心軸の半径2d で作られる円の1/4 円弧周の長さをとる。
曲げ部長さ=1/4 × 2 π r = 1/4 × 2 ×π× 2d = 3.14d となる。

 鉄筋にマーキングをする際の寸法は、この加工寸法をもとにマーキングを行う。

 下図 の場合の鉄筋の直線総寸法は、8d + 3.14d + 200 となる
鉄筋加工寸法の取り方
他の一般的な角度の曲げ寸法も、90 °の算出方法と同様に考える。

 135 °曲げ部= 4.71d

 180 °曲げ部= 6.28d
*職業能力開発総合大学校能力開発研究センター
「鉄筋加工寸法の取り方」 を採用しています
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