9-1.スラブの配筋
スラブの配筋(施工)順序は、
    ① 下端主筋、下端配力筋の配筋
    ② 下端用スペーサーブロックの配置
    ③ 上端配力筋、上端主筋の配筋
    ④ 上端用スペーサーブロックの配置
の順番が一般的な進め方です。配筋の種別によっては、違うサイズの鉄筋が交互にくるタイプ
のものがあるので注意してください。
①② 下端主筋、下端配力筋の配筋 スペーサーブロックの配置
③④ 上端配力筋、上端主筋の配筋 スペーサーブロックの配置
●スラブの配筋
スラブの基準配筋(S形基準配筋)は、
表のようになります。
配筋は、中央より割り付け、端部は定
められた間隔以下とします。なお、鉄
筋の重ね継手長さはL1とし ます。
・定着
定着長さと受け筋は図1としますが、引き通すことができない場合には図2のように梁内に定着します。
図1
図2
●スラブの補強
・スラブ開口部の補強
開口部の補強は、図面での指示によります。 指示
のない場合、最大径が700mm以下のときには開口
のため切られる鉄筋と同量の鉄筋で周りを補強し、
斜め方向はシングルで上下筋の内側に配筋します。
・段差のあるスラブの補強
150mmn以下の段差のあるスラブの補強は、図のようになります。
(b)段差が70mmを超え、150mm以下の場合
(a)段差が70mm以下の場合
・屋根スラブの補強
屋根スラブの補強は、出隅や入隅部分に温度応力
によって引張、圧縮が生じ、伸縮します。 このため、
補強筋を配筋します。補強筋は、上端筋の下側に図
のように配筋します。
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