5-3.杭頭補強方法
「標仕」において既製コンクリート杭には、A形とB形の2種類の補強方法があります。どちらを使用するかは図面に指定されま
すが、指定のないときはB形とします。

A形について
これは、基礎内に杭を10cm程度埋込むことで半固定的なものとなり、固定度が0.7程度になるタイプのものです。
杭頭部の中詰めコンクリート補強筋は、杭頭切断によって生じるブレストレスが減少する杭頭の張力低下分を補うものです。
B形について
基礎フーチング内に杭径程度埋込むタイプです。杭頭切断によって生じるブレストレス減少のための杭
頭部の補強と、ほぼ固定に近い固定度の確保を目的としています。
現場打ちコンクリー卜杭について
現場打ち杭の場合には、固定とする場合が多く、杭頭の曲げモーメントが大きくなります。なお、定着の長さはL1とします。
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