6.柱の配筋
柱の配筋順序は、
    ① X, Y方向の主筋本数の確認
    ② 定着・継手位置の確認
    ③ 主筋の圧接作業
    ④ フープの割付け
    ⑤ フープのセット
    ⑥ 主筋とフープの結束
    ⑦ スペーサーの配置
リス卜と伏図の向きは正しいか、本数はあっているかの確認をします。
上と下の階、柱頭と注脚では本数が変わることもあるので注意をします。
1階の柱頭と柱脚では、一般的に柱頭部分のモーメントよりも柱脚部分の方が大きくなるので、
柱脚部分の鉄筋が増える場合もあります。

継手は、定められた範囲以内で継ぐようにしますが、高い位置での圧接作業は品質を悪くする
原因にもなりますので注意しましょう。
作業性を考えると500mm以上
1,500mm以下が望ましいです。
コーナ一部は全結束,その他は千鳥に結束します。
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圧接をする前にフープをセットするときに
は、圧接に使用する機器の邪魔にならな
いよう短い鉄筋の方で10dほどの余裕を
見ておきます。
⑥ 主筋とフープの結束
⑦ スペーサーの配置
⑤ フープのセツ卜
④ フープの割付け
③ 主筋の圧接作業
② 定着・継手位置の確
① X, Y方向の主筋本数の確認
スペーサーを配置する標準としては、通常の階高であれば高さ方向に2段、1辺当たり2力所の配置となります。
埋め込みボックスのある部分のフープ間隔の乱れには、注意します。
できることならば、事前に設備屋さんと連絡を取って、よく打合 わせをして乱れることのないようにします。
フープの役割
フープは、せん断力を負担するとともにフープ内のコンクリートを拘束す
ることによって地震時に柱がせい性破壊することを防ぎます。
●フープ(帯筋)
フープの種類、間隔、組立の形は図面などの指示によります。指示のないときには、次の通りになります。
1) H形とします。
2) H形の135°曲げフックが困難な場合はWーI形とします。
3) 溶接する場合の溶接長さLは、両面フレア溶接の場合は5d以上、片面フレア溶接では10d以上とします。
その他
●フレア溶接とは
フレアの意味は、部分円弧または円弧と直線で自然にできた開先部のことです。この開先部分を溶接す るとフ
レア溶接になります。
両面フレア溶接
片面フレア溶接
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