梁だけに限りませんが、圧接の縮み代( 1d 位)を考えておかないと終端部が引っ張られることになります。
また、終端部の定着、圧接位置、2段筋の納まりなどに注意します。
大きさと数を確認し、下端筋の邪魔にならないように仮置きします。また、仕口部フープで 1番上のフープ
は上端筋の受けとなるので堅固に結束します。
下端筋で注意したことを上端筋でも実施し、上端筋の支えとして[うま]や[かんざし]を上手く利用しましょ
う。
定着ですが最上階の上端一段筋の定着は垂直長さだけでL1必要なので注意しましょう。
柱のフープと同じように主筋を囲むように配筋され、せん断力を負担します。
スターラップの種類は、下の絵のようになります。
フックの位置は、(イ)の場合では交互となり、(ロ)のL形のときはスラブのある側、T形では交互となります。(ハ)の場合は、
スラブのつく側を90°折曲げとします。なぜ、スラブのついている方に90°フックを設けるかというと、スラブがあることによっ
て拘束効果が望めるのでこのように設置します。
間隔が一様な場合 (柱コンクリート面から割り付ける)
壁梁の腹筋は、応力を受ける補強筋となるので密な配筋をします。
また、一般的には定着及び継手の長さはL2とします。(通常の
30mmでは足りません)