指示のあるときを除いては、縱筋・横筋のどちらを外側にしてもかまいません。ただし、地下外壁などは図面
で指示している場合があるので注意が必要です。
壁開口部の補強の方法は、キレツ防土を目的にしたものと耐力を期待
するものの2種類があります。 どちらを採用するかは図面での指示によ
ります。 また、開口部補強筋の定着長さは、右図のようになります。た
だし、条件によっては補強を省略することもできますし、鉄筋径をサ イズ
アップすることで補強筋替わりにして使うこともできます。
壁配筋の重ね継手及び定着長さは、L2とします。
土圧などを受ける壁及び耐震壁として図面で指示されたものは重ね継手長さL1、定着長さL2とします。また、重ね継手
及び定着長さが取れない場合は、フレア溶接(片面、両面)とすることができます。
この地下外壁の場合には、縦筋と横筋の内外閲係が指定されることがあるので注意しましよう。一般には、縦筋が
外側にくることが多いようです。
地下外壁は、構造物の主要骨組みの1つである耐力
壁としての機能と外面に接する地盤からの土圧や水
庄を受 けるという機能を併せ持つことに特徴がありま
す。そして、土圧や水压に対しては三角形や台形の
分布荷重を受けるスラブとして考えます。